SIerって、どんな企業のこと?
記念すべき第1回は“SIer”について。
IT業界で、よく耳にする“SIer(エスアイアー)”という言葉。
何となく分かるような、分からないような。
“SIer”とはSystem Integrationの頭文字に、
「~する人」の意味を指す“er”をつけた造語です……って、
まず英語が分からないし、“いんてぐれーしょん”ってナニ!?
そんなのサルじゃ分からない!
というわけで、ここではもっと簡単に
「発注企業(=お客様)のITシステムを開発する会社」と覚えてください。
ITシステムというしくみを作って、
働きやすくしたり、売上UPに貢献したりすることが、SIerのお仕事です。
でも、このSIer。
ITシステムをまるっとすべて開発する会社から
一部分だけを開発する会社まで、実にさまざま。
また、日本IBM、富士通、NEC、NTTデータのような大手SIerは、
システムの企画だけをやって、
実際の開発は別の中小SIerに任せる、なんてことも。
そのため、SIerと一口に言っても、やっていることは千差万別。
「どんな業界・システムに強みがあるの?」
「関われる開発業務の範囲は?」など、
その会社の特性を理解しないと、同じSIerなのに、ぜんぜん違う……
ということになりかねません。
ですが、どのSIerも
「発注企業(=お客様)のITシステムを開発する」ことは変わらないので、
まず、このイメージを持ってもらえれば大丈夫ではないでしょうか。
(H.U.)