プログラマって、夢を与える仕事なんだよ
こんばんわ。
第4回は、かつてプログラミングで子どもたちに夢を与えていたこの私、
M.Sが書かせていただく。
訳あってプログラマをやめてしまったが、
こう見えても10年前まではゲームをつくって飯を食っていた。
現代のような3Dでゴリゴリ動くようなものではない。
2Dが主流だったことと、スキル不足によりしょぼいクソゲーを連発してしまったのだが、
一応大型IPモノだったこともあり、知名度は低くなかった。
少し自慢になってしまったが、今回は何も知らないサルの君たちにも、
ゲームづくりの楽しさをちょこっと知ってほしいと思う。
それは、自分が考えたアイデアが少しずつ形になっていく楽しさ。
それは、デスマーチで夜な夜な社内に響き渡る悲鳴をBGMにする楽しさ。
それは、会議中おっさんたちが真剣に必殺技名を考える楽しさ。
そんな楽しさと苦労の果てに、日本中のプレイヤーを魅了するようなゲームが誕生する。
昨今はソーシャルゲームが主流になってきているため、
私が携わってきたコンシューマの時代とは少し時代が変わってしまった。
「基本無料」という課金を前提とした現代のゲーム業界だが、
そんな時代でもネイティブアプリの技術は日進月歩で進化を続けている。
だからこそ、いつか私がロトの勇者になったときのような感動と衝撃を、
ソーシャルゲームの中で体験できることを信じている。
ゲームそのものの本来の楽しさは、いつか必ず蘇るはずだ。
子供たちを笑顔にして食う飯は、最高に美味い。
その味を一度覚えてしまったら、きっとゲームづくりは止められないだろう。
(M.S)