仮想通貨ってなんかこわくない?
ニュースを見ながら、さばの味噌煮が家に投げつけられるってすごく嫌だなとしみじみ感じているサル助です。
近隣トラブルには気をつけよう...。
さて、数日前にこんなニュースを見ました。
仮想通貨の代表格「ビットコイン(BTC)」が高騰している。国内最大手の取引所「ビットフライヤー」で30日、1BTC=50万円台を付け、最高値を更新した。
50万円??年明けに10万超えとか言っていたのに高騰が凄まじい。
※今のレートはbitbankで見れます
日本では投機的な側面ばかりがよく報道されているので、なんか仮想通貨は怖いなーって感じちゃいません?
なので、ザクザクっと仮想通貨についてまとめてみました。
「仮想通貨?詐欺で捕まった○天と何が違うの?」ってレベルの人向けだから、ちゃんと知りたかったら本読むのがいいと思うよ。
仮想通貨≠暗号通貨
よく仮想通貨って言われるけど、もう少し正確に言うと「暗号通貨」。
日本と世界で呼ばれてる名前が違う程度の差だから、まぁぶっちゃけどっちでもいいと思うよ。
けど、仮想通貨というとよく一緒にイメージされがちな「Suica」等、電子マネーとは全く違うから注意してね。
円やドルといった通貨や、suicaなど電子マネーと何が違うのかでいえば、一番の違いは発行体がいないところ。
円は日本銀行が、SuicaはJR東日本が発行して、価値を保証しているんだけど暗号通貨にはその発行体がいません。
wikiにも
仮想通貨(かそうつうか)とは法定通貨に対して特定の国家による価値の保証を持たない通貨のこと。
じゃあだれが保証しているの?というと、強いて言えば暗号通貨を持っている人全員。
「何いってんのこいつ」って感じだと思うけど、暗号通貨はP2P(ピア・トゥ・ピア)上で暗号理論を用いて取引の安全性を保っているものなんです。
新しい通貨の発行、すべての取引の詳細など通貨の流れをネットワーク全体で共有・保存していて、ブロックチェーンという技術を使うことでその前後関係も保証し、不正が行えないようにしています。
そのため、人為的に操作が出来ず、通貨の偽造といった不正の可能性が限りなく0に近いことが暗号通貨の良い所。加えて、個人間・企業間を問わず取引が出来て、現物が存在せず100%電子決済なので、自由に、素早く送金することができますし、手数料も低く抑えられます。
じゃあどこから湧き出てきたのという疑問
サルのみんなでも思い浮かぶ謎。
じゃあどうやって通貨が発行されているのか。
それは採掘(マイニング)と呼ばれる作業をすることで新規発行が行われています。
前述の通り、暗号通貨はすべての取引をネットワーク上に分散保存されている超膨大なデータとの整合性を取りながら記録し続けています。この作業には膨大な作業量が必要となるので、それを有志で世界中のコンピューターの力を借りて計算しています。その見返りの報酬を新規発行した通貨で支払っているわけです。
各通貨で総発行量の上限は決められているので、無限に発行されるわけではありません。発行上限に近づくにつれてその分、計算に時間もかかるようになっています。
おもしろいねー。
今流行のICOも知っておこう
暗号通貨は超メジャーなビットコインだけでなく、現時点で何百種類もあります。(もっとあるかも)
技術があれば新規発行はだれでも出来るため、日々、暗号通貨はどんどん生まれ続けていて、その通貨を使ってクラウドファンディングを行うことが流行っており、それが「ICO(Initial Coin Offering)」です。
通貨が流通する前に販売して、資金調達を行うことからプレセールとか、トークンセールとかって呼ばれています。
これからICOが予定されているものは以下のサイトなどで見ることが出来るよ。
こんなにたくさんあるの?!って思うくらいあります。(2017/09/01時点)
この中で将来、成功しているものは数えるくらいかと思いますが...。
発行側はIPOとは違い、上手く行けば短期間+株式を保有したまま資金調達できる。
投資家側は非常に少額から投資できて大きなキャピタルゲインを得ることができる。
そんなメリットもあり、すごく盛り上がっているようです。
※ICOはぶっちゃけものすごくリスキーだと思います。この記事はICOへの参加を推奨するようなものではありません。安易な考えでの投資はやめたほうが良いよ。
日本でも仮想通貨(暗号通貨)は流行るのか?
個人的には時間は掛かるけど、いずれは生活の中に溶け込み普通に使われているようになると思いますが日本ではまだまだ馴染みが薄いみたい。
2016年の調査なので、1年で多少は変わっていると思いますが今もそんなに変わらないと思います。
税制や、法整備もこれから進めていって、より気軽に仮想通貨(暗号通貨)を使える世の中が来るといいなーと期待しています。