IT技術で、名作文学を味わう……なんてね
違いの分かる男、サル川哲也です(嘘)。
この発言で、かなり年齢を特定されてしまう感じですが(笑)。
コーヒーっておいしいですよね。
でも、昔の人はコーヒー豆を焙煎して、挽いて、飲もうなんて思ったものです。
そんなコーヒーですが、サル川にとって、午後のひとときに欠かせません。
そのコーヒーに、ついにAIの波が到来したことをご存知でしょうか。
なんと、文学作品に関する1万件のレビューをAIに読み込ませ、
コーヒーの味覚指標(苦味とか甘味)に変換したというもの!
ディープラーニング(深層学習)でAIがレビューを分析し、
味覚指標のレーダーチャートを作成。
それを、やなか珈琲店が文学作品ごとに独自ブレンドを開発したとのこと。
で、実際に買って飲んでみました。
それがこちら。
・島崎藤村 著「若菜集」
・太宰治 著「人間失格」
・夏目漱石 著「吾輩は猫である」「こころ」「三四郎」
・森鷗外 著「舞姫」
の6作品です。
「人間失格」や「舞姫」は、作品内容にたがわずビターでしたね。
これの何がすごいのかというと、文学作品のレビューから
読者がどんな感情を持ったのかをAIが理解し、味に表現したこと。
そう! 感情を理解する、ということに一歩近づいたわけです。
いやぁ、AIが感情を表現する日も遠くはなさそうですね。
ネスレのCMも「違いの分かる男」から「違いの分かるAI」へ変わるのかしら。
……ちなみに、元ネタはこれ。